部屋の印象を決める『床』無垢床とフローリング床の比較・解説

無垢床とフローリングの比較

我が家が家づくりをした際に重要視したポイントが「自然素材」。

まさに、漆喰や無垢のフローリングなど・・・。

特に「壁」や「床」というのは、その部屋のメインカラーとなる「色」であり、部屋のインテリアの重大要素を握ることになります。

とはいえ、価格的なものやメンテナンス、耐久性などを考えたらどうなの?と思われる方もいると思いますので、私たちが住んでみて分かったことなどを書いてみたいと思います。

無垢フローリングについて

我が家はパイン無垢床なのですが、住んで2年。間近で見ると結構傷がついています。私たちはアジと捉えていますが、気になる方もいるでしょう。そんな無垢床のメリット・デメリットを書いていきます。

メリット
・無垢床は自然木材なので、調湿効果がある。
・自然素材ゆえに小さいお子様がいても安心・安全ですね
・木の風合いが良く、ナチュラルテイスト、カフェ風、北欧風などインテリアにも馴染む
・経年劣化をアジとして楽しむことができる

デメリット
・フローリングに比べるとコストがかかる
・メンテナンス(ワックス塗布など)が必要
・傷がつきやすい(食卓の高さから、硬いものを落とすと凹みがすぐにできます)
・自然素材なので、季節によって木が収縮をします。それによって、板と板の間にわずかな隙間ができたり、きしみが出たりもします。

デメリットも結構書きましたが、メンテナンスは年に2度ほど。わずかな隙間もよく見ないと分からない程度なので、私生活には影響ないと思いますよ。

複合フローリング

複合フローリングとはいわゆる「合板などの表面に化粧板を貼ったもの」です。
一般的にはマンションやアパートなどによく使われていますね。

メリット

・品質や性能にムラがなく安定している。ゆえに施工性に優れる
・現在、機能に優れた物もたくさん出ているので、価格帯も安いものから高いものまである
・表面に加工がされているために傷がつきにくく、手入れもお手軽である
・既存のフローリングに貼り付けたりすることも出来、リフォームでも活躍する

デメリット

・フローリング特有のテカテカした加工が気になる人もいると思います
・経年劣化していくものなので、どこかで張り替えのタイミングが出てくる

こんな感じでしょうか??メンテナンスを楽にしたいのであれば、複合フローリングの方が楽でいいかもしれませんね。逆にインテリア性を重視したいのであれば、無垢フローリングを選んで、好みの色で施工してもらうといいと思います。

Paul家の床

我が家は家を建てる時から「カフェ風の家」にしたいね。などと話し合っていたので、迷わず無垢床を選びました。と言っても、私たちが選んだプランは1階は標準で無垢床でした。

そして、2階は悩んだ挙句「廊下」と「寝室」だけをオプションで無垢床に変更することに。
他の部屋は全てフローリングという契約です。

が・・・

大工さんが間違えて全て無垢床で施工してしまい(ラッキー)、料金そのままで2階も無垢床空間へ!

これは本当に、大変ありがたく、今でも楽々自然住宅さんと大工さんには感謝をしております。

さて、そんな我が家ですが、年に1〜2度しかワックス塗布はしていないのですが、目に見てわかる傷みはありません。子供が小さいので、小傷などはあるのですがアジと捉えているので何も気になりません。

それよりもインテリアを考えるのが楽しいです。
多少、インスタグラムのフィルターで加工していますが、ブラウン系の家具とも相性はいいですし

ホーローのペンダントライトやシャンデリア、ビンテージ加工のアイテムとも相性は抜群です。

暮らしを更に豊かに、そして「自分のはっきりとしたインテリア像」がある方は、無垢床にすることでインテリアをもっと楽しめるかと思います。

ぜひ、家を建てる時やリフォームの際の参考にして頂ければ幸いです。



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